創造性あふれる
豊かな建築空間の創出を目指す。
社会構造の多様化から人々のモノの考え方や価値観は少しずつ変化してきました。建築も同様で、複合施設や様々な要素を包含した施設、また単一の用途であっても多様な使用状況や目的が変化した場合などを想定した自由度の高い空間構成が求められるようになりました。
本来、建築は総合芸術といわれる位、意匠性やデザイン性が重要視される分野です。
ものづくりにおけるデザインの重要性を再認識すると共に、理にかなった美意識を創造する知性を磨き上げることで、居心地の良い豊かな建築的空間を生み出していきたいと考えます。
私たちに求められるのは単に要望の通りに創ることだけではありません。想定の枠を超えた新たな可能性を模索することで、付加価値を見いだし、同時に感動的な空間を創出することが大切であると考えます。
そういう意味において私は、より公共性の高い施設計画に魅力を感じます。
建物は人が使うためのものです。人々に愛され、地域のよりどころとなり、時を経てさらに美しさと愛着を増すような建築を創っていきたいと思います。
また、建築の計画は建築主、設計者、施工者がひとつの目的に向かって協働しながら創り上げるものであります。納得するまで話し合い、共通認識を確立した上で対等な立場でお互いの存在を認め合いながら信頼関係を築く。これがものづくりの原点であると考えます。
萩原憲一:代表取締役 所長