昭和50年3月に竣工した建物の耐震改修と大規模改修です。建物施設は、大ホールを中心としたホール棟と小ホール・会議室を中心とした会館棟に分けられています。耐震改修は、耐震基準目標のIs値を満たす補強をおこなうため、施設全体にバランス良く壁ブレースを設置しました。ホール棟の補強については、大ホール客席上部の屋根面補強を行い、大ホール背面の2層4スパン連結の壁ブレースに、プロセニアム部分の地震力が伝達できるよう大ホール屋根面、背面をすべてリニューアルしました。改修工事は、現在の法に適合させる改修、安全面を考えた危険・劣化箇所の補修、特定天井への対応を行いました。又、施設をより使いやすくするため、バリアフリー化や座席のサイズアップをはかり、大ホール内には新たにピンスポット室やホール前室の設置を行いました。さらに、維持管理費の縮減を目的とした設備改修も実施すると共に、見えがかりの壁ブレースには、木ルーバーを設置するなど、視覚的にも配慮した計画としました。
大ホール:座席数965席
小ホール:固定席138席、移動席144席
プラネタリウム:47席
- カテゴリー
- 集会施設
- 発注者
- 利根沼田広域市町村圏振興整備組合 理事長
- 所在地
- 沼田市
- 構造規模
- RC−4(B−1)
- 延べ面積
- 5,968平方メートル
- 竣工年度
- 1975年度 (改修年度:2017年度)
- Architect-Designer
- Assistant-Engineer
- hoshikawa