嬬恋村の観光資源の一つである鎌原地区再編整備計画の一翼を担う施設として、浅間山北麓ジオパークセンターに併設する施設として計画されました。
鎌原地区は嬬恋村から軽井沢方面に通じる有料道路沿いにあり、浅間山天明の大噴火における記憶を継承する鎌原観音堂を中心とした村の観光施設が点在するエリアでもあります。
再編整備におけるグランドデザインとして計画区域内の景観やデザインソースの共有化を図り、建築とランドスケープが融合した施設計画が求められました。
新センターの屋根は既存施設と同じ切り妻形を継承し、色彩計画と共に連続した建築群の一つとして共存させました。
建設地の高低差を建築計画に現状のまま受け入れ、既存棟の1階が新棟の2階と水平接続するレベル計画により生まれた姿は、地形の傾斜と建築物が素直に融合する新たな景観を創出しました。
- カテゴリー
- 集会施設
- 発注者
- 嬬恋村
- 所在地
- 吾妻郡嬬恋村
- 構造規模
- S-2
- 延べ面積
- 361m2
- 竣工年度
- 2023年度
- Architect-Designer