藤岡特別支援学校小・中等部校舎の隣接地に整備された、高等部のための新校舎です。不整形な縦長敷地に馴染むL型の建物形状とし、小・中等部校舎との関係性に配慮した建築計画としました。
建物の「かお」となる昇降口は、小中等部校舎へ対面する配置とし、鉄骨フレームで形態的に組まれた車寄せ用のキャノピーを設けました。屋根材は、透光性のある膜屋根を採用し、来訪者を優しく迎え入れます。
外壁は白色を基調とし、透かし積みレンガ、赤色系のせっ器質タイル、金属系のルーバーや小庇を効果的に使用することで、高等部の校舎らしく明るく端正な外観に仕上げました。
建物の中心に位置する交流ホールは、天井・壁に県産木ルーバーなどを設え、ふんだんに木質化を図りました。トップライトからの自然採光が天井ルーバーの隙間から降り注ぎ、立体的な吹抜け空間は、まるで森や林の中に居るような感覚を与えます。
- カテゴリー
- 文教施設
- 発注者
- 群馬県教育委員会
- 所在地
- 藤岡市
- 構造規模
- S-2
- 延べ面積
- 2,570㎡
- 竣工年度
- 2020年度
- Architect-Designer
- Assistant-Engineer
- tamura
- Structural-Engineer
- nukui
- Eiectrical-Engineer
- arima