嬬恋郷土資料館は天明3年、浅間山の天明大噴火によって埋没した鎌原村(現在の鎌原地区)の資料や出土品を中心に展示された歴史民俗資料館です。地方創生拠点整備補助金の交付を受け、鎌原観音堂周辺整備計画の一事業として、手狭になった資料館の増築を計画しました。既存資料館の入り口がわかりにくいとの声があったため、既存の三角屋根をリデザインした玄関キャノピーを新たにつくり、さらに事務室、収蔵庫などのバックヤードスペースを増築しました。また一連の整備計画として隣地の嬬恋村地域交流センター増築棟が同時に計画されており、両者に共通したデザイン要素を取り入れることで鎌原地区の建物としての関連性、一体性を持たせることができ、良好な景観形成にも寄与することができました。
- カテゴリー
- 図書・展示施設
- 発注者
- 嬬恋村
- 所在地
- 吾妻郡嬬恋村
- 構造規模
- RC-3
- 延べ面積
- 1,035.33m2 (既存886.38m2 増築148.95m2)
- 竣工年度
- 2023年度