光る地面に竹が生え、
青竹が生え、
地下には竹の根が生え、
根がしだいにほそらみ、
根の先より繊毛が生え、
かすかにけぶる繊毛が生え、
かすかにふるえ。
萩原朔太郎 「竹」(詩集『月に吠える』より)
私達は建築設計を通して地域の景観を創り、心地よい空間を創出することを生業としています。
地域文化や気候風土、使用する人々の考えなど多くを読み解くデザイン力で景観をアップデートしていく福島建築設計事務所の美意識の高さをショートムービーとして表現しました。
本作は私達の建築に対する関わり方や理念を直接的でなく、詩的な表現を用いて伝えます。
地元排出の詩人 萩原朔太郎の竹の詩は、建築設計におけるコンセプトやプロセスと同調し、作品の描写が心象風景のように人々の心に響きます。
前橋市近郊の美しい景観を舞台にした、次代を担う若い学生達のメッセージ朗読劇をお楽しみ下さい。
前編:工事現場編
光る地面に竹が生え、
青竹が生え、
地下には竹の根が生え、
根がしだいにほそらみ、
根の先より繊毛が生え、
かすかにけぶる繊毛が生え、
かすかにふるえ。
萩原朔太郎 「竹」(詩集『月に吠える』より)
前編:工事現場編
後編:建築作品編
かたき地面に竹が生え、
地上にするどく竹が生え、
まつしぐらに竹が生え、
凍れる節節りんりんと、
青空のもとに竹が生え、
竹、竹、竹が生え。
萩原朔太郎 「竹」(詩集『月に吠える』より)
後編:建築作品編
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