共に100年を超える歴史と文化を誇る、桐生高等学校と桐生女子高等高校の統合整備事業です。新校舎整備に先立ち、桐生高校の敷地内に新設された武道場の計画です。
計画地は桐生駅から続く通りに面し敷地外から視認できる位置にあるため、桐生の地域性を表現すると共に、新高校の新たな「かお」となるデザインを目指しました。1階部の外壁はカラフルな金属サイディングとし、2階部は白色を基調としながら差し色のグレー色を不規則に配色するなど、桐生織りの奏でる鮮やかさや、“まぶし”のデザインを感じられる外観としました。
1階はピロティ状の空間とし、部室を入れ子状に配置しながら、欄間部をポリカーボネートの開口部とすることで、室内に自然光を採り入れると共に、上部のヴォーリュームに浮遊感を生み出しました。
武道場の内装は、天井・壁・床仕上げ共に木質化を図り、武道場としての格式と意匠性を高めるデザインとしました。
- カテゴリー
- 文教施設
- 発注者
- 群馬県教育委員会
- 所在地
- 桐生市
- 構造規模
- S-2
- 延べ面積
- 885㎡
- 竣工年度
- 2019年度
- 備考
- 群馬県建築設計センター
- Architect-Designer
- Assistant-Engineer
- tamura