甘楽町はかつて織田家が小幡藩を治めていた頃の景観を色濃く残し、史跡や文化財が多く残る歴史の息づく町です。町の公共施設の多くは中央部に位置する「ふれあいの丘」に集められ、その外観も和瓦、白壁、なまこ壁といった意匠に統一されながら丘の上の景観を創りだしています。
町の将来を担う子供達の学習の場は町の伝統や文化も同時に受け継ぐ場でもあり、学校づくりには町の特色をふんだんに採り入れる計画を試みました。
福島瓦と呼ばれる地元産瓦を約12万枚使用したほか、町有林を伐採し内装仕上や家具、建具、下地材にまで余すところなく利用する計画としました。
また、敷地内には防災交流センターという災害時には避難所となる施設も併設され、給食センターと連結することで常時は子供達のランチルームとして活用できる施設計画としました。
ここに地域住民の心の拠り所と成なる新たな学舎が完成したといえます。
- カテゴリー
- 文教施設
- 発注者
- 甘楽町長
- 所在地
- 甘楽郡甘楽町
- 構造規模
- RC-3
- 延べ面積
- 11,978平方メートル
- 竣工年度
- 2015年度
- 備考
- プロポーザル当選作品
- Architect-Designer
- Architect-Designer
- Assistant-Engineer
- kaneda
- Assistant-Engineer
- tamura
- Structural-Engineer
- nukui
- Eiectrical-Engineer
- arima