昭和村は「日本で最も美しい村」連合に加盟し、自然の景勝と豊かな農村風景を併せ持ちながら、脈々と受け継がれてきた美しいふるさとの風景がありす。
点在する大型養蚕農家の屋根形態や、村を代表する河岸段丘のセットバックする地形の様子など、昭和村の日常的に目にする景観を抽出し、新庁舎のデザインに採り入れることで「村のシンボル」として村民に親しまれる存在となる庁舎を目指しました。
新庁舎は屋外広場や村民ホールなど、広く住民に開放され日常的にスペースを共有することが可能な建築計画とし、災害時には防災ヤードとして村民を受け入れ避難施設に転用することのできる転用と兼用を意識したフェースフリーデザインの思想を採り入れた施設計画としました。
また、環境配慮型庁舎を目指し、できるだけ機械力に頼らず、自然採光・自然通風を最大限採り入れることのできるパッシブデザインとすることで省エネに配慮した庁舎としてCO2排出削減にも寄与する施設計画としました。
- カテゴリー
- 業務施設
- 発注者
- 昭和村
- 所在地
- 利根郡昭和村
- 構造規模
- S-3
- 延べ面積
- 2,752m2
- 竣工年度
- 2023年度
- Architect-Designer