伊勢崎市の宮郷団地内に計画された業務用厨房機器メーカーの工場です。
働く人たちの作業性を考えることはもちろん、施設内の住環境を充実させた人にやさしい工場として計画しました。さらに、品質管理や生産ラインの強化が図れ、調理機器のさらなる充実と開発、そして将来性を考慮した平面構成としました。「食」に対する時代の変化に対応すること、また、「食」をとおして、あらたなステップへと発展することを、施設づくりの基本コンセプトとしました。
工場内は、主に4つのエリアから構成されます。工場の受入口となるステンレス基板を加工する板金エリア、加工された板金で各種調理機器を製造する組立エリア、出来上がった製品を試験する検査エリア、そして、検査後の製品をストック・配送する製品倉庫エリアから構成されます。その4つのエリアを機能性や生産ラインの動線を考慮しながら、平面や断面を整理し、施設を計画しました。
外観には、ガラスを多用したデザインを採用することで、企業の透明性をアピールし、「安全面」や「衛生面」への意識の高さを強調させました。また、アルミパネルのシャープな庇や企業のイメージカラーをアクセントとすることで、ステンレス加工を得意とする厨房機器メーカーの工場であることをアピールすると共に、自社企業への愛着を深められるような工夫を採り入れました。
- カテゴリー
- 生産施設
- 発注者
- 株式会社 中西製作所
- 所在地
- 伊勢崎市東上ノ宮町(宮郷工業団地内)
- 構造規模
- 工場棟 S-2 付属棟 S-1
- 延べ面積
- 工場棟 10,331㎡ 付属棟 94.5㎡
- 竣工年度
- 2018年度
- Architect-Designer
- Assistant-Engineer
- tamura
- Structural-Engineer
- nukui
- Eiectrical-Engineer
- arima